研究課題
トリフルオロメタンスルホン酸(TfOH)を重合開始剤とするiso-ブチルビニルエーテル、n-ブチルビニルエーテル、エチルビニルエーテルとのマイクロフローシステムによる重合反応系の最適化行い、0 oCで分子量分布を1.1-1.2前後に制御可能であることを見出した。その上で、カチオン重合に対して、ポリマー成長末端活性種を分解する前に連続的に反応に用いることで、様々な組み合わせのブロックコポリマーの合成やポリマー成長末端官能基化ポリマー(アリルトリメチルシランとの反応によるアリル化)のワンフロー合成を行うことができた。また、カチオン付加重合だけでなくアニオン付加重合へのマイクロフローシステムの検討も行った。一般に、極性溶媒中では、アニオン重合の代表的モノマーであるスチレンの重合反応において高い分子量分布制御を実現するためには-78 oCのような低温条件下で行う必要があり、さらには、モノマーを霧状あるいは低濃度(<1.5M)で加えなければならないなど実践的な面で問題があるのに対して、マイクロフローシステムを用いることで、0 oC(高濃度(2.0M))で行える実践的フローシステムの開発を行うことができた。
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