研究課題
若手研究(B)
本研究では、歪んだパイ共役系骨格を持つ大環状分子の高効率な合成法の開発とその物性評価および機能化を目標としている。まず、ピリジン環を含む大環状化合物を合成し、これがスズ試薬を用いる還元的芳香環形成反応によって歪みを有するパイ共役系大環状分子へと変換されること、並びに本分子が良好な量子収率を持つ発光材料であることを見出した。また本手法により、ベンゼン環とアセチレン部位のみで構成される大環状分子とフラーレンの錯体が得られることも見出した。
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J. Org. Chem. 75
ページ: 3537-3540