L/F-転移酵素による酵素反応を、蛋白質またはペプチドの蛍光修飾およびPET プローブ修飾へと応用した。さらに、非天然アミノ酸をN 末端に導入した目的蛋白質を、大量・高効率・迅速かつ簡便に作製するため、反応系の改良を行った。具体的には、3つの触媒分子(アミノアシルtRNA合成酵素変異体(PheRS)、L/F-転移酵素、tRNA)を、目的蛋白質またはペプチドと同じ混合液中に共存させておくことで、これを達成した。これをN-terminal EXtention with Transferase and ARS (NEXT-A)反応と名付けた。
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