化学反応プローブによる遺伝子シグナルの増幅

2009 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 20750146
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 生体関連化学
• 研究機関: 独立行政法人理化学研究所
• 研究代表者: 阿部 洋 独立行政法人理化学研究所, 伊藤ナノ医工学研究室, 専任研究員 (80415067)
• 研究期間 (年度): 2008 – 2009
• キーワード: 増幅 / 遺伝子 / RNA / 蛍光 / 検出

研究概要

本研究では、遺伝子シグナルを飛躍的に増幅できる化学反応プローブを創出し、生細胞内遺伝子検出法へ応用することを目的とする。

研究成果

• [雑誌論文] DNA templated nucleophilic aromatic substitution reactions for fluorogenic sensing of oligonucleotides (2009)
  • 著者名/発表者名: Aya Shibata, Hiroshi Abe, Mika Ito, Yuko Kondo, Shigeru Shimizu, Kyoko Aikawa Yoshihiro Ito
  • 雑誌名: Chemical Communication 43 ページ: 6586-6588
  • 査読あり
• [雑誌論文] Reduction-triggered Fluorescent Amplification Probe for Detection of endogenous RNAs in Living Human Cells (2009)
  • 著者名/発表者名: Kazuhiro Furukawa, Hiroshi Abe, Kayoko Hibino, Yasushi Sako, Satoshi Tsuneda, Yoshihiro Ito
  • 雑誌名: Bioconjugate Chemistry 20 ページ: 1026-1036
  • 査読あり
• [雑誌論文] Reduction-triggered red fluorescent probes for dual-color detection of oligonucleotide sequences (2009)
  • 著者名/発表者名: Kazuhiro Furukawa, Hiroshi Abe, Jin Wang, Miwako Uda, Satoshi Tsuneda, Yoshihiro Ito
  • 雑誌名: Organic Biomolecular Chemistry 7 ページ: 671-677
  • 査読あり
• [学会発表] 芳香族求核置換反応を引き金とした新規蛍光発生分子システムを導入した遺伝子検出プローブの開発 (2010)
  • 著者名/発表者名: 伊藤美香, 柴田綾, 阿部洋, 中嶋裕子, 清水繁, 相川京子, 伊藤嘉浩
  • 学会等名: 日本薬学会第130回年会
  • 発表場所: 岡山
  • 年月日: 20100300
• [学会発表] RNA情報を釣り針とする微生物生細胞の分離・濃縮技術の開発 (2009)
  • 著者名/発表者名: 古川 和寛, 阿部洋, 常田聡, 伊藤嘉浩
  • 学会等名: 第61回日本生物工学会大会
  • 発表場所: 名古屋
  • 年月日: 20090900
• [学会発表] 細胞内RNA検出プローブの開発 (2008)
  • 著者名/発表者名: 阿部洋 、古川和寛、王瑾、烏田美和子、常田聡、伊藤嘉浩
  • 学会等名: 第18回アンチセンスシンポジウム
  • 発表場所: 岐阜
  • 年月日: 20081100
• [学会発表] 新規蛍光化合物を導入したプローブよる遺伝子シグナルの化学増幅 (2008)
  • 著者名/発表者名: 阿部洋 、古川和寛、王瑾 、烏田美和子、常田聡、伊藤嘉浩
  • 学会等名: 第34回反応と合成の進歩シンポジウム
  • 発表場所: 大阪、ポスター
  • 年月日: 20081100
• [図書] 細胞機能制御高分子と再生医療高分子 (2009)
  • 著者名/発表者名: 伊藤嘉浩、北嶋隆、阿部洋
• [備考]
  • URL: http://www.riken.go.jp/r-world/research/lab/wako/medical/index.html
• [産業財産権] 蛍光発生分子 (2008)
  • 発明者名: 阿部洋、伊藤嘉浩、古川和寛、王瑾
  • 権利者名: 独立行政法人理化学研究所
  • 産業財産権番号: 特開・JP2007/074424
  • 出願年月日: 2008-01-09