研究課題
若手研究(B)
反強磁性体のスピン歳差運動の周波数はTHzオーダーに達し、強磁性のそれよりも桁違いに高いため、超高速な磁気記録が実現される可能性がある。本研究では、反強磁性体NiOにおいて円偏光パルス照射による非熱的なスピン制御を目指し、磁気光学ポンプ-プローブ測定を行った。NiOの反強磁性共鳴周波数と一致する1.1THzと約140GHzの振動が観測された。この結果は逆ファラデー効果、つまり円偏光パルスが試料内に有効磁場を作り出し、スピン歳差運動を誘起したとして解釈された。
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arXiv:1003
ページ: 0820v1
J. Phys. D: Appl Phys41
ページ: 164005
J. Opt. Soc. Am. B27(to be published)
http://qopt.iis.u-tokyo.ac.jp/pub/member/satoh/index_jp.html