• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2009 年度 実績報告書

織物CMCのガスタービン環境における体系的信頼性評価技術の確立

研究課題

研究課題/領域番号 20760071
研究機関愛媛大学

研究代表者

矢代 茂樹  愛媛大学, 大学院・理工学研究科, 助教 (00452681)

キーワードセラミックス / セラミックス基複合材料 / 織物複合材料 / 飛翔体衝突損傷 / 熱衝撃 / 粒子法
研究概要

織物セラミックス基複合材料(CMC)に対する信頼性評価技術の確立を目指し,高速衝撃損傷メカニズムを実験・解析両面から明らかにすることを目的とした。まず簡単な材料系として炭素繊維強化プラスチック直交積層板の飛翔体衝突試験を実施し,表面および内部の損傷形態を観察した。さらに,SPH法による飛翔体衝突シミュレーションを行い,応力波の伝搬によって表層のクレーターやスプリッティング,内部のコーンクラックや大規模層内破壊が生じるメカニズムを明らかにした。
物体を粒子の集合として表すSPH法はスポール片が飛散するような大変形問題に有効であるが,本研究で考える衝突エネルギーでは損傷が貫通せず,有限要素法が適している場合もある。そこで,同一の飛翔体衝突問題をそれぞれの手法で解析し,その結果を比較した。層内の大規模な破壊はSPH法,層間はく離は有限要素法でよく表現できるという知見を得た。
また,脆性材料である織物CMCに適用する損傷判定基準を検討するため,単体セラミックスの高速衝撃解析を実施した。この解析ではワイブル分布に基づく統計的強度分布を導入した。応力拡大係数を考慮した等価垂直応力による判定基準を用いることにより,文献に報告されている実験結果をよく表現できる損傷形態が得られた。また,コーンクラックはせん断応力によって,クレーターやメディアンクラックは主応力によって発生・進展することを明らかにした。
実稼働状態を想定し,高温暴露および熱衝撃を施した2次元平織CMC試験片に対して飛翔体衝突試験を実施した。600℃の高温暴露・熱衝撃では材料に変化は見られなかったが,1000℃の熱負荷ではマトリックスに変化が見られた。また,1000℃の熱負荷により繊維/マトリックスが固着して材料が全体として脆化し,低い衝突エネルギーで損傷が試験片を貫通することを明らかにした。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2010 2009

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (4件)

  • [雑誌論文] Experimental characterization of high-speed impact damage behvior in a three-dimensionally woven SiC/SiC composite2009

    • 著者名/発表者名
      Keiji Ogi
    • 雑誌名

      Composites Part A 41

      ページ: 489-498

    • 査読あり
  • [学会発表] 熱衝撃後の織物CMCにおける飛翔体衝突損傷挙動2010

    • 著者名/発表者名
      大下将司, 矢代茂樹, 黄木景二
    • 学会等名
      第1回日本複合材料合同会議(JCCM-1)
    • 発表場所
      京都
    • 年月日
      2010-03-09
  • [学会発表] Characterization of high-speed impact damage behavior im a three-dimensionally woven SiC/SiC composite2010

    • 著者名/発表者名
      黄木景二
    • 学会等名
      九州大学応用力学研究所平成21年度共同利用研究集会「ナノ複合材料等次世代複合材料の創製及び評価」
    • 発表場所
      福岡県春日市
    • 年月日
      2010-01-07
  • [学会発表] 料子法を用いたCFRP積層板の飛翔体衝突損傷挙動の予測2010

    • 著者名/発表者名
      矢代茂樹
    • 学会等名
      九州大学応用力学研究所平成21年度共同利用研究集会「ナノ複合材料等次世代複合材料の創製及び評価」
    • 発表場所
      福岡県春日市
    • 年月日
      2010-01-07
  • [学会発表] 粒子法による複合材料積層板の飛翔体衝突損傷解析2009

    • 著者名/発表者名
      中村司, 矢代茂樹, 黄木景二
    • 学会等名
      第34回複合材料シンポジウム
    • 発表場所
      石川県野々市町
    • 年月日
      2009-09-26

URL: 

公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi