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2008 年度 実績報告書

ユニバーサルな乱数生成アルゴリズムに関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 20760230
研究機関福井大学

研究代表者

岩田 賢一  福井大学, 工学研究科, 准教授 (80284313)

キーワード乱数生成 / 算術符号
研究概要

平成20年度では、
・T. S. Han, and M. Hoshi,"Interval algorithm of random number generation," IEEE Trans, on Information Theory, 1997.
・T. Uyematsu, and Y. Li,"Two Algorithms for random number generation implemented by using arithmetic of limited precision," IEICE Trans. fundamentals, 2003.
の研究を基礎として、入力系列に対して、有限の演算精度のもとで変換を行い、入力系列と同程度のエントロピーを有する乱数系列を出力するアルゴリズムの研究を行った。その結果として、T. Uyematsu, and Y. Liにおいて提案されている
・入力の確率分布が任意であり、出力の確率分布が(1/2, 1/2)の一様を生成するアルゴリズム
・入力の確率分布が(1/2, 1/2)の一様であり、出力の確率分布が任意を生成するアルゴリズム
を組み合わせて、入力の確率分布が任意であり、かつ、出力の確率分布が任意で、入力系列と同程度のエントロピーを有する乱数系列を出力するアルゴリズムの実装を行い、その性能評価を行った。それとともに、T. S. Han, and M. Hoshiにより提案されている無限演算精度を仮定したInterval algorithmをもとに有限の演算精度による誤差を生じるアルゴリズムの開発と実装を行い、T. Uyematsu, and Y. Liの2つのアルゴリズムの組み合わせによる結果との比較を行った。
また、乱数生と通信コストを考慮した情報源符号の関係から、制約を有する語頭符号の研究を行った。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2009

すべて 学会発表 (1件) 図書 (1件)

  • [学会発表] プレフィックス符号を用いたnトラック(d, k)制約符号2009

    • 著者名/発表者名
      飯島康平、岩田賢一
    • 学会等名
      高密度記録の信号処理ワークショップ
    • 発表場所
      名古屋工業大学
    • 年月日
      2009-03-26
  • [図書] IT Text情報理論2009

    • 著者名/発表者名
      白木善尚(編)、村松純、岩田賢一、有村光晴、渋谷智治(著)
    • 総ページ数
      243
    • 出版者
      オーム社

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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