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2008 年度 実績報告書

ターミナルレーダー管制シミュレーションの開発と空港容量拡大方法に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 20760352
研究機関(財)運輸政策研究機構運輸政策研究所

研究代表者

平田 輝満  (財)運輸政策研究機構運輸政策研究所, 運輸政策研究所, 研究員 (80450766)

キーワード航空管制 / ターミナルレーダー / 空港容量拡大
研究概要

混雑空域・空港における先進的管制運用の実態を,欧米の主要空港・空域において調査を実施した.対象はニューヨーク首都圏空域およびロンドン首都圏空域,また当該空域内の主要空港,さらにその他特徴的な空港としてフランクフルトなどの調査も実施した.各空域・空港で,戦略的なシークエンシングや後方乱気流の回避方式.柔軟な出発・到着方式,空域の効率的活用により,航空機の処理容量拡大,また効率的運用による環境負荷軽減,遅延軽減を達成していることが分かった.我が国とは環境制約や文化の違いなどもあるため一概にすべての先進的管制運用が適用可能とは言えないが,我が国の首都圏や地方の混雑空域・空港の容量拡大方法に対しても大いに参考となる点が含まれていた.ターミナルレーダー管制シミュレーションについては,管制官が行っている進入管制業務(ターミナルレーダー管制業務)を模擬可能なシミュレータの基礎システムの開発を実施した.このターミナルレーダー管制シミュレータを活用し,管制官経験者に被験者として管制実験を行ってもらい,その指示内容と航空機の位置情報をシミュレータ内で記録を行った.そのデータを解析から管制指示方法や思考方法についての簡易な分析を行い,その特徴および管制実験の方法についての考察を行った.複数の被験者への実験から,被験者ごとの個人差を確認し,航空機処理容量拡大に繋がりうる戦略的シークエンシングを実施する際のベクタリングの特徴についても実際の管制実験データから考察することができた.

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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