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2009 年度 研究成果報告書

脱窒を伴う嫌気メタン酸化反応利用技術の創出基盤

研究課題

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研究課題/領域番号 20760357
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 土木環境システム
研究機関群馬大学

研究代表者

伊藤 司  群馬大学, 大学院・工学研究科, 講師 (80431708)

研究期間 (年度) 2008 – 2009
キーワードメタン酸化 / メタン脱窒 / 環境技術 / 地球温暖化ガス排出削減 / 水質汚濁・土壌汚染防止・浄化
研究概要

本研究では、淡水環境におけるメタン脱窒の重要性を明らかにすることを最終目的とし、第一段階として、河川底泥と嫌気性グラニュールをそれぞれ嫌気的条件下で硝酸とメタンを基質として与えて培養することでメタン脱窒反応に関与する微生物群集の集積培養を試みた。集積培養を試みながらメタン脱窒反応の活性化因子や脱窒メカニズムについても検討してきた。その結果、現在では、グラニュール系では比較的安定した硝酸塩減少速度が得られるようになった。しかしながら、メタン脱窒機構を解析し、活性化因子を評価するためには、十分な速度がなかなか得られなかった。本培養方法では、これ以上の速度は得られないと判断し、培養方法から再検討することにした。また、ガスクロマトグラフィによる測定結果からは酸素の排除が完全でない可能性が考えられたため、気密性を高めて、メタン分圧を高く制御できるリアクターを設計、製作した。通常のエアレーションに比べて、ガスを効率よくリアクター内に分散させ溶解させられること、さらには長時間残存させられることを実験的に明らかにすることができた。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2009 その他

すべて 学会発表 (2件) 備考 (1件)

  • [学会発表] 脱窒を伴う嫌気性メタン酸化微生物群の集積培養の検討2009

    • 著者名/発表者名
      田代直也、志賀正規、渡邉智秀、伊藤司
    • 学会等名
      第17回衛生工学シンポジウム
    • 発表場所
      北海道大学(北海道)
    • 年月日
      2009-06-30
  • [学会発表] 脱窒を伴う淡水性メタン酸化系とメタン生成系の古細菌群集と脱窒活性の検討2009

    • 著者名/発表者名
      志賀正規、高井俊博、渡邉智秀、伊藤司
    • 学会等名
      第43回日本水環境学会年会
    • 発表場所
      山口大学(山口県)
    • 年月日
      2009-03-16
  • [備考] ホームページ等

    • URL

      http://www.ce.gunma-u.ac.jp/bio/

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公開日: 2012-02-13   更新日: 2016-04-21  

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