研究概要 |
本研究の目的は大規模堆積盆地(大阪平野及、濃尾平野など)における海溝型巨大地震時の強震動予測の高精度化であり、そのためには、地下構造モデルの高精度化、やや短周期地震動の予測のための統計的グリーン関数法の高精度化を行う。平成20年度は、大規模堆積盆地における既存の地下構造探査および地下構造モデルに関する情報の収集を行った。また、既存の観測地震記録の収集を行い、観測地点の盆地内での位置、震源の規模・方向・深さの違いによる地震動特性の違いについて分析・検討を行った。 近年、大阪平野では防災科学技術研究所(K-NET、KiK-net等)・関西地震観測研究協議会・行政機関に設置された震度計など多くの機関の地震記録が入手可能となっており、観測記録および解析結果も膨大な量になるため、研究初年度にはデータ保存用に計算機(データサーバ)及びハードディスクを購入し, データサーバーを構築した 研究で得られた成果は国内のシンポジウム, 研究発表会, 及び海外の学会において発表を行った。
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