改質フライアッシュがコンクリートの流動性に及ぼす影響を明らかにするために、JIS基準の2種に相当するが流動性改善効果に差がある2種類改質フライアッシュの各種物性およびSEM画像による形状の画像解析を実施した。その結果、同一基準でありながら、形状および粒度分布に大きな違いがあり、流動性改善効果の小さな灰にはいびつな形状の粒子が多く含まれていることを明らかにした。 また、フライアッシュ混入コンクリートの鉄筋埋設型拘束による乾燥収縮ひび割れ試験を実施し、フライアッシュを20%混入することで乾燥収縮ひずみが減少し、ひび割れ発生が遅延することを明らかにした。
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