監視性と領域性を考慮した街頭犯罪の空間データマイニング分析

2009 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 20760405
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 都市計画・建築計画
• 研究機関: 京都大学
• 研究代表者: 瀧澤 重志 京都大学, 大学院・工学研究科, 助教 (40304133)
• 研究期間 (年度): 2008 – 2009
• キーワード: 犯罪空間分析 / GIS / データマイニング / 監視性 / 領域性

研究概要

京都市伏見区中心部を対象地域としてひったくりの空間分析を行った.歩行者推定モデル,監視性のモデルを改良してデータを構築し,データマイニングの手法を用いて分析を行った.その結果,開放性が中程度の空間でひったくりが起こりやすいことがわかった.また,住宅地では用いた空間構成ルールで比較的うまく犯罪発生が説明できたが,繁華街では分類精度が低く,空間的因子よりも偶然性や人の流れがより強く作用していることが示唆される結果となった.

研究成果

• [雑誌論文] Discovering Distinctive Spatial Patterns of Snatch Theft in Kyoto City with CAEP (2010)
  • 著者名/発表者名: Atsushi Takizawa, Wonyong Koo, Naoki Katoh
  • 雑誌名: Journal of Asian Architecture and Building Engineering 9(1) ページ: 103-110
  • 査読あり
• [学会発表] Discovering Distinctive Spatial Patterns on Snatch in Kyoto City with CAEP (2009)
  • 著者名/発表者名: Atsushi Takizawa, Wonyong Koo, Naoki Katoh
  • 学会等名: Procs of GeoComputation 2009
  • 発表場所: UNSW Sydney, Australia
  • 年月日: 20091130-20091202
• [学会発表] 建物ファサードを考慮した京都市伏見区中心部のひったくりの空間分析 (2009)
  • 著者名/発表者名: 瀧澤重志, 具源龍, 加藤直樹
  • 学会等名: 日本建築学会第32回情報・システム・利用・技術シンポジウム論文集
  • 発表場所: 建築会館
  • 年月日: 2009-12-04
• [学会発表] CAEPを用いた京都市郊外におけるひったくりの空間分析 (2009)
  • 著者名/発表者名: 瀧澤重志, 具源龍, 加藤直樹
  • 学会等名: 日本建築学会大会学術講演梗概集(東北)
  • 発表場所: 東北学院大学
  • 年月日: 2009-08-26
• [学会発表] CAEPを用いた京都市郊外におけるひったくりの空間分析 (2009)
  • 著者名/発表者名: 瀧澤重志, 具源龍, 加藤直樹
  • 学会等名: 日本都市計画学会関西支部研究発表会講演梗概集
  • 発表場所: 大阪市
  • 年月日: 2009-07-25
• [学会発表] 街路の視覚的情報を考慮した京都市伏見区中心部のひったくりの空間分析 (2008)
  • 著者名/発表者名: 瀧澤重志, 具源龍, 加藤直樹
  • 学会等名: 日本建築学会第31回情報・システム・利用・技術シンポジウム論文集
  • 発表場所: 建築会館
  • 年月日: 2008-12-04
• [学会発表] 京都伏見区におけるひったくり犯罪分析 (2008)
  • 著者名/発表者名: 瀧澤重志
  • 学会等名: 愛知県防犯研究会
  • 発表場所: 南山大学サテライトキャンパス
  • 年月日: 2008-10-06
• [備考]
  • URL: http://sites.google.com/site/drtakizawa/