研究課題
若手研究(B)
第二次世界大戦期、英国においては、戦中から各種の戦災建物の記録活動がなされる中で、戦災建物を廃墟となったそのままの姿で保存する可能性が見いだされてきた。ロンドンのシティにおいては、多くの教区教会が戦災を経て価値を再発見され、戦後には戦災を受けたものの多くが復原されたり、他用途への転用がなされたりしたが、3つの教区教会は廃墟の姿のままの保存が行われ、戦災の慰霊碑としての役割を持ちつつも、むしろ、都市のオープンスペースとしての役割を果たすものになった過程が明らかになった。
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建築史学 第53号
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http://www.geocities.jp/ebarasumiko/