研究課題
若手研究(B)
日本・中国・韓国・北朝鮮に残る八角堂塔の遺構、および中国と日本に現存する八角堂塔を集成した。現存遺構を組物の形式などから分類すると、日本の安楽寺八角三重塔と中国の応県木塔の2形式に分けられる。古代高句麗の八角塔跡のように規模の小さいものは安楽寺型、日本の法勝寺八角九重塔のように規模の大きいものは応県木塔型と考えられる。また八角塔は塔身の一辺長が同時代の方形木塔の塔身一辺長に近似し、一辺長を基準に設計している可能性がある。
すべて 2011
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日韓文化財論叢II
ページ: 381-410
建築史学
巻: 57 ページ: 118-146