長周期相とα-Mgの2相合金であるMg_<90.5>Ni_<3.25>Y_<6.25>(at%) 鋳造合金を623K で70%の熱間圧延を行った。673Kで6hの熱処理を行った熱処理板は室温にて460MPaの降伏強度、526MPaの引張強度、8%の伸び値を示し、また、523Kにおいて301MPaの降伏強度、345MPaの引張強度、12%の伸び値を示した。よりY添加量を少なくしたMg_<94>Cu_3Y_3(at%)合金板材を作製し、引っ張り試験を行った結果、417MPaの降伏強度、451MPaの引張強度および5%の伸び値を示した。この高強度化は長周期相の底面配向とMg-M-Y相の微細分散に起因する。
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