研究課題
若手研究(B)
小型・軽量・高精度の塩分センサ開発に向け、バイオセンサとしての利用が進んでいる表面プラズモン共鳴技術(SPR)を応用したシステムを試作し、その評価と実用への検討を進めてきた。SPRモジュールは光の反射強度を計測し、それは容易に屈折率に変換できる。モジュール単体では屈折率単位で10^<-5>オーダーの計測精度で、これは気候変動に関わる表層塩分変動を計測可能と言える。設計の工夫と経験式の確立の結果、システム化後の精度も上記の精度を維持するに至った。