層状複水酸化物を用いる高度陰イオン除去プロセスの開発

2009 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 20760573
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: リサイクル工学
• 研究機関: 関西大学
• 研究代表者: 村山 憲弘 関西大学, 環境都市工学部, 専任講師 (90340653)
• 研究期間 (年度): 2008 – 2009
• キーワード: 有害重金属 / 層状複水酸化物 / 陰イオン交換体 / 排水処理 / 再資源化

研究概要

アルミ再生工程で生じる廃棄物や副産物から調製されたハイドロタルサイト様化合物(HT)による有害陰イオン種の除去特性を調べるとともに、As(III)、As(V)、Cr(VI)、Se(IV)、Bなどの陰イオン種の除去プロセスの構築を試みた。HTの陰イオン種に対する吸着特性を明らかにした。加熱処理による吸着除去後の陰イオン種の固定化が可能であった。有害イオン種を排水基準値以下にまで除去できることが実証された。

研究成果

• [雑誌論文] (2010)
  • 著者名/発表者名: 村山憲弘、芝田隼次
  • 雑誌名: アルミドロスを原料とする層状複水酸化物の調製(カロス出版、アルトピア) 40巻 ページ: 9-15
• [雑誌論文] 層状複水酸化物によるAs(III)とAs(V)の除去 (2009)
  • 著者名/発表者名: 芝田隼次、村山憲弘、坂本大輔、岡田充弘
  • 雑誌名: 化学工学会誌、化学工学論文集 Vol.35、No.1 ページ: 60-65
  • 査読あり
• [学会発表] Engineering aspect of boron removal with Various Layered Double Hydroxides (2009)
  • 著者名/発表者名: Norihiro MURAYAMA
  • 学会等名: The 7th Japan/Korea international symposium on materials science and resources recycling
  • 発表場所: 京都ガーデンパレス(京都府)
  • 年月日: 2009-12-16
• [学会発表] Removal of boron in aqueous solution with various layered double hydroxides (2009)
  • 著者名/発表者名: Norihiro MURAYAMA
  • 学会等名: The 10th International Symposium on East Asian Resources Recycling Technology
  • 発表場所: ラマダホテルチェジュ(韓国済州島)
  • 年月日: 2009-11-04
• [学会発表] イオン交換機能を持つ無機粉体材料の調製とその利用 (2009)
  • 著者名/発表者名: 村山憲弘
  • 学会等名: 資源・素材学会
  • 発表場所: 北海道大学(北海道)
  • 年月日: 2009-09-10
• [学会発表] 無機陰イオン交換体によるホウ素の除去および固定化 (2009)
  • 著者名/発表者名: 村山憲弘
  • 学会等名: 化学工学会
  • 発表場所: 横浜国立大学(神奈川)
  • 年月日: 2009-03-18
• [学会発表] 層状複水酸化物によるホウ素の除去および固定化 (2008)
  • 著者名/発表者名: 岡田充弘
  • 学会等名: 環境資源工学会
  • 発表場所: 早稲田大学(東京)
  • 年月日: 2008-11-07
• [学会発表] 排水中のホウ素の除去 (2008)
  • 著者名/発表者名: 村山憲弘
  • 学会等名: 資源・素材学会
  • 発表場所: 仙台国際センター(宮城)
  • 年月日: 2008-10-09
• [学会発表] 層状複水酸化物によるクロム酸イオン種の除去と連続操作への展開 (2008)
  • 著者名/発表者名: 村山憲弘
  • 学会等名: 化学工学会
  • 発表場所: 東北大学(宮城)
  • 年月日: 2008-09-26
• [学会発表] 層状複水酸化物によるヒ素の除去 (2008)
  • 著者名/発表者名: 村山憲弘
  • 学会等名: 環境資源工学会
  • 発表場所: 関西大学(大阪)
  • 年月日: 2008-06-12