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2011 年度 実績報告書

動的エルゴディックダイバータに対する有限ベータ効果の影響

研究課題

研究課題/領域番号 20760585
研究機関核融合科学研究所

研究代表者

鈴木 康浩  核融合科学研究所, ヘリカル研究部, 助教 (20397558)

キーワードプラズマ・核融合 / シミュレーション
研究概要

本年度は、RMPが3次元MHD平衡に与える影響の考察として、ストカスティックな磁力線構造を含むトカマクの3次元MHD平衡を考察した。トカマクの3次元MHD平衡においてストカスティックな磁力線構造がが出現する理由の一つとして、外部コイルの設置による共鳴磁場摂動の印可が考えられる。本年度は、真空容器何設置された外部コイルにより駆動されるRMP磁場が重畳されたDIII-Dトカマクの3次元田D平衡解析を行った。DIII-DR実験では、周辺局在化モード(ELM)の抑制のため、Iコイルと呼ばれる真空容器内コイルが設置されている。Iコイルは合計12個、装置上部、中部、下部と設置され、全体として大きなn=3成分の摂動磁場をプラズマに重畳することができる。これまで、入れ子の磁気面を仮定した3次元田D平衡解析により、n=3のRMP磁場成分がプラズマ応答で変化する可能性が示唆されているが、δB/BO~10-4程度の誤差磁場が磁気島構造を出現させる可能性については、ほとんど考察されていない。そこで、本研究では入れ子の磁気面を仮定しない3次元MHD平衡計算コードHINT2を用いてDIII-Dトカマクの3次元NHD平衡解析を行った。その結果、RMP磁場が作る共鳴磁場摂動がプラズマ内部にストカスティックな磁力線構造を出現させることがわかった。また、真空近似と3次元MHD平衡を比較するとプラズマ応答によりセパラトリックス付近の磁力線構造がよりストカスティックになることがわかった。得られた3次元MHD平衡を元に非線形MHD不安定性解析を行い、ELMが発生しないことを確認した。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2011

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Study of Magnetic Island Using a 3D MHD Equilibrium Calculation Code2011

    • 著者名/発表者名
      鈴木康浩
    • 雑誌名

      Plasma and Fusion Research

      巻: 6 ページ: "2402134-1"-"2402134-5"

    • DOI

      10.1585/pfr.6.2402134

    • 査読あり
  • [学会発表] 3D MHD Equilibrium with Stochastic Field In Tokamaks2011

    • 著者名/発表者名
      鈴木康浩
    • 学会等名
      38th EPS Conference on Plasma Physics
    • 発表場所
      フランス・ストラスブール
    • 年月日
      2011-07-01

URL: 

公開日: 2013-06-26  

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