研究課題
若手研究(B)
これまで、兵庫県宝塚市西谷地区の約1300haの水田の里草地(畦畔、林縁、溜め池堰堤)において絶滅危惧植物種の分布を踏査し、溜め池の堰堤や棚田上部の畦畔が絶滅危惧植物ローカルホットスポットとなっていることを明らかにした。また、絶滅危惧植物のうち3種(スズサイコ、タチカモメヅル、キセルアザミ)と1種の普通種(ノアザミ)の分布を比較したところ、絶滅危惧種の分布は普通種に比べて圃場整備の行われてない伝統的な棚田の上部の畦に集中していることも明らかになった。さらに、これらの絶滅危惧種の分布する棚田上部の畦畔は耕作放棄にともない管理されなくなり草地環境が維持されづらいことが明らかになり、今後積極的に保全していくことの必要性が示された。
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Agriculture, Ecosystems & Environment 135
ページ: 304-309
関西自然保護機構会誌 32
ページ: 85-98
Ecological Informatics in press
http://www2.kobe-u.ac.jp/~ushimaru/
http://www16.tok2.com/home/nishitani/index.html