研究課題
若手研究(B)
フェムト秒レーザーとアキシコンレンズ(円錐形状を持つ特殊なレンズ)を用いた新しい原理の蛍光顕微鏡を開発した。フェムト秒レーザー光をアキシコンレンズに入射すると、サンプル内に含有された蛍光物質が、通常のレンズとは異なり、光軸に沿って直線状に励起できる。ビームを1次元に走査しながら、それと直行する方向から観察することにより、低倍率の対物レンズを用いるにもかかわらず、広い視野の蛍光断層像を一度に得ることができた。この顕微鏡の生体サンプルへの適用可能性を検討した。