研究課題
若手研究(B)
WAVE2のホモログであるN-WASPと結合するPacsin2のEFC/F-BARドメインの構造解析に成功した。明らかにした構造から、タンパク質の表面電荷および疎水アミノ酸からなるループを利用して膜と結合することによりPacsin2は脂質膜上でリング構造を作り、膜のチューブ化を引き起こすことを、変異体を用いたin vitroの実験により示した。さらにPacsin2は細胞のスパイク構造の基部の部分に局在することを確認し、細胞のスパイク化に関与しておりスパイク化にも、膜の形状から推察されるように膜のチューブ化と同じ表面電荷および疎水アミノ酸からなるループを利用して関与していることを明らかにした。
すべて 2010
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Suetsugu S. FEBS Lett 19,584(6)
ページ: 1111-8