研究課題
若手研究(B)
スフィンゴ脂質の代謝・細胞内輸送機構に影響を与える新規因子を探索するため、志賀毒素耐性を指標に遺伝生化学的スクリーニングを行ったところ、過剰発現により志賀毒素の受容体である糖脂質Gb3を低下させる因子として、複数回膜貫通タンパクTMBIMファミリーに属するGRINAのC末側断片(GRINA-C)を同定した。GRINA-C及び他のTMBIMファミリー分子であるFAIM2の過剰発現により、Gb3合成酵素の量及び細胞内分布に影響を与えたことから、糖脂質代謝に関して糖転移酵素に対する新たな制御機構の可能性が示唆された。
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