PSTPIP2がファゴサイトーシスを負に制御するタンパク質であることを明らかにした。PSTPIP2はファゴサイトーシスの際、未熟なアクチンカップに局在し、その部位でアクチン重合を抑えることによりファゴサイトーシスを制御していることが示唆された。またPSTPIP2の未熟なカップへの局在はPSTPIP2の脂質結合能に依存的であった。またPSTPIP2はファゴサイトーシスの際にチロシンリン酸化されそのリン酸化によりカップからはずれることが分かった。この結果、PSTPIP2はファゴサイトーシスのネガティブレギュレーターであり、その活性はチロシンのリン酸化により制御されていることが明らかとなった。
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