研究課題
若手研究(B)
分裂酵母では、多くの真核生物の場合と同様に、細胞周期の切り替わりに応じた大規模な微小管構造変化が生じることが知られている。しかしながら、この微小管制御メカニズムの全貌は未だ明らかにされていない。本研究では、分裂酵母細胞において、紡錘体形成に関わる微小管結合タンパク質およびチューブリンが、細胞周期の切り替わりに応じて核内外の適切な方向へと分配されるように調節されており、間期にはチューブリンの核外輸送および核外表面に点在する`間期細胞質微小管形成中心`の機能が協調して働くことにより、細胞質微小管の重合伸長が効率的に行われ、分裂期にはチューブリンの核内蓄積および活性化された中心体の存在によって紡錘体形成が促進されるというモデルを提唱した。
すべて 2009 2008
すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 3件) 学会発表 (5件)
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