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2009 年度 研究成果報告書

2重蛍光ゼブラフィッシュを用いたHox遺伝子群の発現異常を示す変異体の単離

研究課題

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研究課題/領域番号 20770172
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 発生生物学
研究機関埼玉大学

研究代表者

川村 哲規  埼玉大学, 大学院・理工学研究科, 助教 (10466691)

研究期間 (年度) 2008 – 2009
キーワード発生 / 突然変異体 / スクリーニング / 転写制御機構 / ゼブラフィッシュ / 遺伝子 / 脊椎動物 / 前後軸形成
研究概要

脊椎動物のからだには、肋骨や四肢などに代表されるように前後軸に沿った特徴的な形態がみられる。このような前後軸の位置による形態の違いは、発生過程において確立される特異性によってもたらされ、ショウジョウバエの遺伝学的解析を端尾とした研究から、Hox 遺伝子群がこの過程において中心的な役割を果たすことが知られている。ショウジョウバエおよび脊椎動物におけるHox遺伝子群がこのようなパターンを形成し前後軸に沿ったアイデンティティーを決めていることはこれまでの多くの研究結果から支持されているが、脊椎動物の胚発生において、この秩序だった発現パターンがどのようにして形成されるのかに関しては殆ど分かっていない。本研究では、ゼブラフィッシュ胚を用いた突然変異体スクリーニングにより、Hox遺伝子の発現異常を示す変異体を単離することを第一の目標としている。エチレンニトロソウレアを用いて変異原処理した魚の第2 代のファミリー魚(F2)を用いて、突然変異体スクリーニングを行った。その結果、これまでに初期発生において異常を呈する変異体を少なくとも13 種類同定した。それらに対して、Hox 遺伝子の発現パターンを含めて、その表現型の詳細な解析を行っている。また、さらに多くの変異体を単離するため、引き続いて変異体スクリーニングを行っている。

  • 研究成果

    (7件)

すべて 2009 2008 その他

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (4件) 備考 (2件)

  • [雑誌論文] Activator-to-repressor conversion of T-box transcription factors by the Ripply family of Groucho/TLE-associated mediators.2008

    • 著者名/発表者名
      Akinori Kawamura, Sumito Koshida, Shinji Takada
    • 雑誌名

      Molecular and Cellular Biology vol.28

      ページ: 3236-3244

  • [学会発表] 咽頭弓を中心に頭部に異常を示すゼブラフィッシュ突然変異体の解析2009

    • 著者名/発表者名
      吉村麻美, 川村哲規, 二階堂昌孝, 山田浩二, 新井恒, 弥益恭
    • 学会等名
      日本動物学会関東支部第61回大会
    • 発表場所
      さいたま
    • 年月日
      2009-03-20
  • [学会発表] 頭部構造及び逃避反応に異常を示すゼブラフィッシュ突然変異体aa6kの解析2008

    • 著者名/発表者名
      吉村麻美, 川村哲規, 二階堂昌孝, 山田浩二, 新井恒, 弥益恭
    • 学会等名
      第31回日本分子生物学会年会・第81回日本生化学会大会
    • 発表場所
      神戸
    • 年月日
      2008-12-12
  • [学会発表] Analysis of the zebrafish mutant with defects in the head structure and escape response2008

    • 著者名/発表者名
      Mami Yoshimura, Akinori Kawamura, Masataka Nikaido, Koji Yamada, Hisashi Arai, Kyo Yamasu
    • 学会等名
      第14回小型魚類研究会
    • 発表場所
      岡崎
    • 年月日
      2008-09-20
  • [学会発表] Ripply3 plays essential roles in pharyngeal development2008

    • 著者名/発表者名
      Tadashi Okubo, Akinori Kawamura, Jun Takahashi, Akiko Ohbayashi, Shinji Takada
    • 学会等名
      41st Annual Meeting for the Japanese Society of Developmental Biologists
    • 発表場所
      徳島
    • 年月日
      2008-05-29
  • [備考] 埼玉大学大学院生体制御学コースHP:

    • URL

      http://seitai.saitama-u.ac.jp/index.html

  • [備考] 生体制御学コース発生生物学研究室HP:

    • URL

      http://devbiol.seitai.saitama-u.ac.jp/

URL: 

公開日: 2011-06-18   更新日: 2016-04-21  

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