研究課題
若手研究(B)
マウスの胚盤胞では内部細胞塊においてOct3/4(Oct4)、Nanog、栄養外胚葉ではCdx2という転写因子が特異的に発現する。我々は、着床前胚発生過程におけるこれらの分子マーカーの発現変化と細胞の位置関係を詳細に観察し、内部細胞塊と栄養外胚葉の細胞分化メカニズムの解明に取り組んだ。その結果、Cdx2の発現は細胞の位置による制御を受けている事が明らかになった。一方、Nanogの発現は、8~16細胞期の間、細胞の位置に関係なくランダムに上昇し、16~32細胞期には胚の外側よりも内側の細胞において発現が上昇する事が分かった。
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