研究課題
若手研究(B)
1)寒冷環境で有胎盤哺乳類が体温を維持する機構である非震え熱産生に関わる脱共役タンパク質1(UCP1)およびβアドレナリン受容体の進化過程を調べた。これらの遺伝子の進化的な起源は、有胎盤哺乳類の出現よりずっと早い時期であること、また、変温動物であるニシツメガエルではUCP1が発現する組織が有胎盤哺乳類とは異なることを明らかにした。2)哺乳類では温かい温度の受容体であるTRPV3はニシツメガエルでは冷たい温度の受容体であることが分かり、温度感受性が脊椎動物の進化過程で変化したことを明らかにした。
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PLoS Genetics Vol.7
ページ: e1002041
化学と生物 46巻
ページ: 841-849
http://www.geocities.jp/saito_research/Research_Home.html
http://www.nips.ac.jp/contents/release/entry/2011/04/-trp.html