レタス(Lactuca sativa L.)の栽培種は結球の程度や葉の形によって分類され、市場での商品価値を決める重要な要因でもある。本研究では、レタスの葉形の構成要素、葉の立ち上がりの角度に関するQTLを検出することを目的とした。'チマサンチュー'(茎レタス、非結球性)と'レッドファイア'(リーフレタス、半結球性)の交配に由来するF5集団を用いてQTL解析を行った結果、第1連鎖群上で葉長、中肋の幅、葉の立ち上がり角度、葉形比に関するQTLがクラスターとして存在した。このことから、結球に関係すると考えられる葉の立ち上がり角度と葉長、中肋の幅、葉形比との間に密接な関連があることが示唆された。
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