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2009 年度 実績報告書

里山社寺林一体型保全にむけた自然観を組み込んだ多義的緑地評価システムの構築

研究課題

研究課題/領域番号 20780018
研究機関独立行政法人森林総合研究所

研究代表者

藤田 直子  独立行政法人森林総合研究所, 森林管理研究領域, 特別研究員 (20466808)

キーワード社寺林 / 里山 / 自然観 / 緑地評価 / 評価システム / 空間解析 / ランドスケープ
研究概要

本研究は,我が国の文化及び自然環境に即した緑地評価システムの構築を行うため,'自然観を組み込んだ多義的緑地評価システム'を構築し,本システムを用いて都市近郊の緑地を再評価・図化する事までを研究範囲とする。研究2年目である本年度は,GISを用いて古地図と図絵から江戸末期の里山社寺林ランドスケープを復元し,復元されたランドスケープの景観構成要素を分析し,資料としての図絵の有効性と限界を評価することを目的として研究を行った.
解析方法は,下総名勝図絵のデジタル化,図絵の位置の特定,HABSとの統合およびDEM情報の付加,3D Visualizationによるランドスケープの復元,の順で行った.また同時並行で,デジタル化した下総名勝図絵からの樹木の抽出,それらの樹種の特定,迅速測図との同異判定を行った.解析の結果、図絵をもとにしたランドスケープの復元を行い,その有効性と限界を明らかにすることが出来た.またラスタとベクタを併用して解析を行ったことで,これまで行われてきたメッシュ単位の分析に比べて,詳細でピンポイントな分析を行うことが出来,江戸末期の里山社寺林ランドスケープと景観構成要素を明らかにすることができた.

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2009

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] HABSと下総名勝図絵の組み合わせによる里山社寺林一体型ランドスケープ復元の試み2009

    • 著者名/発表者名
      藤田直子、岩崎亘典、スプレイグデイビッド
    • 学会等名
      地理情報システム学会
    • 発表場所
      新潟朱鷺メッセ
    • 年月日
      20091015-20091016

URL: 

公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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