研究課題
若手研究(B)
安定して大量のブドウ黒とう病菌(Elsinoe ampelina)分生子(無性胞子)を得る手法を、培地濃度を検討することにより開発し、黒とう病菌の接種試験を継続的に行うことを可能にした。ブドウ94品種系統の黒とう病抵抗性を調査し、病斑径による評価が有効であることを示した。抵抗性ブドウ遺伝資源では、菌侵入後、速やかに過敏感細胞死やフェノール様物質の蓄積が観察され、菌糸の進展が阻害されることを明らかにした。こうした機構は、一定の抵抗性を有する欧州ブドウでも同様に備わっていることが予想された。
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Plant Disease. 93
ページ: 481-484.