天然ガス田地層水から新規のメタン生成アーキアRMAS株を取得した。本菌の環境試料からの取得には共生菌との共生培養が必須であった。RMAS株はH2-CO2を唯一のエネルギー源と炭素源とした。また、生育にアミノ酸源を要供したことから、共生系内で共生菌からアミノ酸様の物質を供給されていたと考えられた。RMAS株の微生物学的解析の結果、Methanobacteriales目の異なる3属の特徴をモザイク状に有しており、極めて特殊な性状を示した。本菌株をMethanobacteriaceae科の新属新種として提唱する。
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