研究課題
若手研究(B)
気孔分析法を初めて日本国内に導入するために、日本産針葉樹の気孔観察に基づく気孔形態検索表を作成し、針葉樹が優占する地域で採取した堆積物を対象に気孔分析法を実際に適用した。気孔形態によって、花粉よりも多い11の分類群に分けられることが示され、気孔分析が針葉樹の同定に有効であることが確認できた。また、主にオオシラビソ林を対象にした気孔分析法の適用によって、花粉よりも気孔の方が森林の分布範囲に対応した産出を示すことが明らかとなり、気孔分析が狭い地域の植生復元に対して特に有効であることが示された。
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central Baikal region, Quaternary International 205
ページ: 98-110