研究概要 |
現在,マツ材線虫病対策として抵抗性マツが植栽されているが,マツの抵抗性が上昇した場合に,病原生物であるマツノザイセンチュウの病原力が上昇するかどうか明らかにすることが本研究の目的である。抵抗性マツの植栽が行われる現在,マツノザイセンチュウの病原力上昇がおこるかどうかは,今後の防除対策・抵抗性育種戦略を構築するために早急に明らかにする必要がある。本研究は大きく3つのステップ,(1)クロマツ苗木(さし木と人工交配実生家系)の抵抗性評価,(2)線虫の病原力の選抜実験,(3)野外の抵抗性マツ林分における線虫の病原力調査で構成される。
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