研究課題
若手研究(B)
本研究では,周囲から真水を摂れない鯨類が餌に含まれる水分を小腸で直接吸収する機構を解明することを目指し,バンドウイルカを対象として研究を行った.その結果,陸上哺乳類と異なり,イルカの小腸では細胞膜に穴をあけて水を通す「アクアポリン」というタンパク質を使って餌から水を吸収している可能性が高いことが分かった.また,水を移動させる駆動力となるナトリウムの勾配を生じさせるナトリウム輸送体も水吸収に関与していることが示唆された.
すべて 2010 2009
すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (3件)
J. Compa. Physiol. B 180
ページ: 229-238
比較内分泌学 35
ページ: 195-201