コイC3アイソタイプ(C3-Q1)のC3a領域の部分アミノ酸配列(KVFLECCNLMKTHKNMKTE)を基に合成したペプチドに抗菌作用があり、S.Enteritidis、及びE.coli (XL1-blue mrf、O157:H7 (VT1&VT2))などのグラム陰性菌に対して作用することを明らかにした。また、上記のアミノ酸配列を部分的に置換することにより、抗菌作用を増強することに成功した。一方、抗菌作用の増強と共に細胞障害作用も強まる傾向が観察されたため、さらに本研究で得られた知見を基により副作用の少ない抗菌ペプチドの開発を目指す。
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