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2008 年度 実績報告書

生態系モデルとモニタリングの連携による陸上生態系の温暖化影響の検出

研究課題

研究課題/領域番号 20780181
研究機関東京大学

研究代表者

清水 庸  東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助教 (00323486)

キーワード温暖化影響 / 生態系モデル / 植生分布 / モニタリング
研究概要

陸上生態系モデルを使用して, 現在の気候条件と温暖化時 (2050年) の気候条件のもとで, 日本の潜在自然植生の分布を推定した。温暖化時の気候条件として, 「農業環境技術研究所全球05度グリッド気候・温暖化予測値データセット」のうち, CCSR/NIES (SRES-A2シナリオ) を使用した。推定された2時点の潜在自然植生の分布を比較することにより, 植生タイプが変化する可能性のある地域を抽出した。北海道, 本州では中部・中国地方の山岳域が該当し, これらの地域は潜在的に温暖化の影響を受けやすい地域と考えられる。衛星リモートセンシングデータおよび空中写真の整備状況を考慮して, 北海道中央部から南部の地域および中部地方の山岳域を生態系モニタリングの対象候補地として選択した。また, 近年の気候条件の変化状況とそれにともなう生態系の変化傾向を把握する必要性から, 山岳域の植物の生長期間に影響を与える積雪の状況をモニタリングする手法を検討した。加えて, 気象・気候条件に敏感に応答する植物季節を対象として, 過去50年における変化傾向を把握した。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2009

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] Trends in phenological phases in Japan between 1961 and 20072009

    • 著者名/発表者名
      Yo Shimizu and Kenji Omasa
    • 学会等名
      International Symposium on Agricultural Meteorology
    • 発表場所
      Koriyama, Japan
    • 年月日
      20090326-27
  • [学会発表] MODISデータ・NDSIによる積雪比率の推定2009

    • 著者名/発表者名
      清水庸
    • 学会等名
      日本農業気象学会2009年全国大会
    • 発表場所
      郡山
    • 年月日
      20090325-20090327

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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