高親和性受容体タンパクであるシナプトタグミンII(StgII)をPC12細胞にトランスフェクションしBoNT/Bに感受性のあるPC12細胞を確立した。StgII発現PC12細胞はBoNT/B処理により基質であるVAMP2を切断した。またStgII発現PC12細胞にガングリオシドを添加するとBoNT/Bの作用が増強された。ガングリオシドを添加したPC12細胞はBoNT/B処理によりVAMP2が切断され、StgI欠損PC12細胞にStgII遺伝子を発現すると、VAMP2が切断された。StgIはガングリオシド存在下、StgIIは単独でBoNT/Bの受容体として機能することが分かった。
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