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2009 年度 実績報告書

薬剤耐性ウイルス出現回避及びウイルス弱毒化を指向したHIV-1複製制御へ

研究課題

研究課題/領域番号 20790112
研究機関熊本大学

研究代表者

高宗 暢暁  熊本大学, 大学院・生命科学研究部, 助教 (60322749)

キーワードHTV-1 / ウイルス / 薬学
研究概要

現在、HIV感染症/エイズに対する治療法は、ウイルス性酵素を標的とする逆転写酵素(RT)阻害剤やHIV-1 protease阻害剤等を組み合わせた抗レトロウイルス療法(ART)であるが、ARTの導入以来、体内のウイルス複製を効果的に抑制することが可能になった。しかし残念なことに、ARTは根治療法ではなくHIV-1を完全に体内から排除することができないことから、抗HIV薬を生涯にわたり服用し続けなければならない。そして現行ARTで避けられない深刻な問題は、薬剤耐性HIV-1出現である。そこで本研究では、薬剤耐性ウイルス出現回避及びウイルス弱毒化を指向したHIV-1複製制御法を確立すること目指している。これまでに、複数存在するN-myristoyltransferase(NMT)のisozymeの中で、NMT1LがHIV-1の産生と密接に関連することを報告してきた。本年度はNMTのリボゾーム局在機構の一端を解明することができた。この知見をもとにリボゾーム局在型NMTを特異的に阻害する戦略の構築が加速され、将来NMTを標的としたより特異性の高い新規のHIV-1複製制御法開発に発展すると考えられる。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2009

すべて 学会発表 (1件) 産業財産権 (1件)

  • [学会発表] N-ミリストイルトランスフェラーゼ変異体によるHIV-1複製制御に関する解析2009

    • 著者名/発表者名
      高宗暢暁
    • 学会等名
      第82回日本生化学会大会
    • 発表場所
      神戸 神戸国際会議場
    • 年月日
      2009-10-24
  • [産業財産権] タンパク質低発現化ペプチドをコードする遺伝子及びその使用方法2009

    • 発明者名
      高宗暢暁
    • 権利者名
      熊本大学
    • 産業財産権番号
      特願2009-239220
    • 出願年月日
      2009-10-16

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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