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2008 年度 実績報告書

小胞輸送関連分子欠損マウスを用いたマクロファージによる異物貪食機構の検討

研究課題

研究課題/領域番号 20790159
研究機関群馬大学

研究代表者

佐藤 真人  群馬大学, 大学院・医学系研究科, 助教 (60375532)

キーワード小胞輸送 / 遺伝子欠失マウス / マクロファージ / 異物貪食機構
研究概要

20年度はこれまでに作成したVAMP7(Vesicular Associated Membrane Protein-7)欠失によるマクロファージ貪食能の影響について、おもにVAMP7欠失マウスより取得した腹腔マクロファージを用いてin vitroでの検討を行った。マクロファージに貪食させる異物として2種類の大腸菌BioParticle、酵母の膜に由来するZymosanを用い、プレートリーダーによる蛍光強度の測定や共焦点レーザー顕微鏡にてそれぞれの貪食効率を評価した。その結果、大腸菌BioParticleやZymosanではマクロファージにおける取り込み効率に、野生型マウス由来の細胞とVAMP7欠失マウス由来の細胞で優位な差を認めなかった。また貪食によって生じたPhagosomeとLysosomeの融合については、Zymosanを取り込んだマクロファージをLysosensorで標識して観察した。その結果野生型マウスとの間で優位な差は認められなかった。これらの結果から、VAMP7は大腸菌BioParticleやZymosanの取り込みおよびその処理には関係しないと推測された。このため今後はヒツジ赤血球を中心にVAMP7欠失マクロファージにおける貪食能について検討していく。
一方、マウスマラリアモデルを用いた個体レベルでの解析については、予備実験の段階で個体差が大きく結果が安定しなかった。これは遺伝的バックグラウンドの不均一さから生じたと思われ、C57BLとのバッククロスを継続して行っている。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2009

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 細胞極性関連因子VAMP7欠失マウスの解析2009

    • 著者名/発表者名
      佐藤真人、ほか7名
    • 学会等名
      第114回日本解剖学会総会・全国学術集会
    • 発表場所
      岡山
    • 年月日
      2009-03-28

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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