研究課題
レトロウイルスによる誘導ではc-Mycは必須でないことを確認し、他の3因子をゲノムに組み込まれないアデノウイルスで導入しiPS細胞を誘導可能か検討した。今までの知見から上皮系の細胞はiPS細胞になり易い蛍光がある為、線維芽細胞に加えて肝細胞等の上皮細胞を用いた。予備的実験でアデノウイルスの1回投与ではiPS細胞は樹立されないことがわかっているので、連続投与など、導入方法の最適化をはかった。因子にようて細胞内で速やかに分解されるものもあり様々な条件を検討した。1因子をアデノウイルスで置換し細胞に投与する事でiPS細胞を樹立する事に成功した。これらのiPS細胞はテラトーマ形成実験より多能性を有している事が確認できた。3因子全てをアデノウイルスで投与しそれぞれの因子が細胞内で発現している事を確認できたので、この条件を用いてアデノウイルスによるiPS細胞の樹立を進める。
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Science 322
ページ: 949-953
Nat Biotechnol 26
ページ: 101-106
http://www.frontier.kyoto-u.ac.jp/rc02/ymho2009/