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2008 年度 実績報告書

抗癌剤を用いた腸癌の治療におけるc-KIT陽性癌細胞の役割

研究課題

研究課題/領域番号 20790303
研究機関京都大学

研究代表者

北村 剛規  京都大学, 医学研究科, 助教 (10378622)

キーワード大腸癌 / c-KIT / 抗癌剤
研究概要

Apc/mad4複合変異マウスは、多くの大腸癌で不活性化しているApc、Smad4両遺伝子に変異を持ち、腸管に著しい浸潤を伴う腺癌を発症する。このマウスの腺癌におけるc-KITの発現を免疫染色で検出したところ、腫瘍上皮細胞に強い発現が見られること、c-KIT陽性腫瘍細胞は浸潤先端部にむかって高頻度に認められることが分かった。またc-KITのリガンドであるSCFの発現は間質細胞に認められ、腫瘍細胞自身には拳現していないことが分かった。
抗癌剤投与によるc-KIT陽性癌細胞数の変動を解析する目的で、9週齢のApc/Smad4マウスに5-fluorouracil(40mg/kg)を腹腔内投与した。過去の報告に従った5日間連続投与/9日間休止のサイクルを3回繰り返す方法では多くのマウスが死に至るが、サイクルを1回にすると一部の腫瘍で退縮像が見られることがわかった。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2009

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] Matrix metalloproteinase 7 is required for tumor formation, but dispensable for invasion and fibrosis in SMAD4-deficient intestinal adenocarcinomas2009

    • 著者名/発表者名
      Kitamura T, et.al.
    • 雑誌名

      Laboratory Investigation 89

      ページ: 98-105

    • 査読あり

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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