研究課題
若手研究(B)
我々は、腹腔の脂肪組織に存在する新規リンパ球集積構造を発見し、FALCと名付けた。FALCにはLin-c-Kit+Sca-1+細胞が存在し、IL-7RおよびIL-33受容体を発現することが明らかになった。これらの細胞はIL-5、IL-6やIL-13といったTh2サイトカインを多量に産生することで、B細胞の抗体産生とB1細胞の自己複製を調節する。また、蠕虫感染時にIL-33に応答して多量のIL-13を産生し杯細胞過形成を誘導する。我々はTh2の自然免疫リンパ系細胞であるFALC Lin-c-Kit+Sca-1+細胞をナチュラルヘルパー細胞と名付けた。
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Nature 463(7280)
ページ: 540-4