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2010 年度 自己評価報告書

アジアの高齢者の終末期医療をめぐる事前指示に関する国際比較研究

研究課題

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研究課題/領域番号 20790394
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 医療社会学
研究機関聖路加看護大学

研究代表者

鶴若 麻理  聖路加看護大学, 看護学部, 准教授 (90386665)

研究期間 (年度) 2008 – 2011
キーワードアジア / 高齢者 / 事前指示 / 終末期医療
研究概要

未曾有の高齢者社会にあるわが国では、医療施設や療養の場において、高齢者の増加はますます予想され、高齢者の終末期医療の意思決定やその支援は、高齢者を取り巻く諸問題のうちで重要な課題である。高齢者に限らず、現在わが国においては、厚生労働省による終末期医療の方針手続きをめぐる初の指針などが出され、終末期医療をめぐり関心が向けられている。
そこで本研究「アジアの高齢者の終末期医療をめぐる事前指示に関する国際比較研究」では、(1)医療現場での終末期医療をめぐる事前指示の提示状況や課題点を抽出し、さらに、(2)日本及びアジア(特に台湾、シンガポール、韓国)の高齢者を対象に、フォーカスグループインタビュー調査を実施し、高齢者が終末期医療の希望の表明方法や意思決定のあり方について、どのように考えているのかを明らかにする。(1)と(2)をふまえて、わが国の医療現場において、どのようなリビングウィル(判断能力のある成人が将来判断能力を失ったときに備えて、自分に行われる医療行為に対する意向を前もって文書によって、意思表示すること)が、適用可能であるかについて、書式の面を含めて具体案を提示することを最終目的とする。

  • 研究成果

    (7件)

すべて 2010 2009 2008

すべて 雑誌論文 (5件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 特別養護老人ホームの看取り介護についての入居時の意向確認に関する研究2010

    • 著者名/発表者名
      鶴若麻理, 仙波由加里
    • 雑誌名

      日本生命倫理学会誌 20(1)

      ページ: 158-164

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 日本・シンガポール・台湾のアドバンス・ディレクティブ-高齢者の自己決定を支えるものとして2010

    • 著者名/発表者名
      鶴若麻理
    • 雑誌名

      在宅介護・医療と看取りに関する国際比較研究

      ページ: 42-49

  • [雑誌論文] 台湾のリビングウィル-安寧緩和医療条例2009

    • 著者名/発表者名
      鶴若麻理
    • 雑誌名

      教育医療 379

      ページ: 4

  • [雑誌論文] リビングウィルに関する一考察-日本とシンガポールの調査を通して2008

    • 著者名/発表者名
      鶴若麻理
    • 雑誌名

      日本臨床死生学会誌 13(1)

      ページ: 65-72

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 高齢者と終末期ケアの意思決定-日本におけるリビングウィルの適用可能性2008

    • 著者名/発表者名
      鶴若麻理
    • 雑誌名

      ジェロントロジー研究報告 8

      ページ: 105-107

  • [学会発表] 特別養護老人ホームにおける看取り介護をめぐる意思決定プロセスに関する研究-質問紙調査を中心として2009

    • 著者名/発表者名
      鶴若麻理
    • 学会等名
      日本生命倫理学会
    • 発表場所
      東洋英和女子学院大学
    • 年月日
      2009-11-14
  • [図書] ケーススタディいのちと向き合う看護と倫理(受精から終末期まで)2009

    • 著者名/発表者名
      木村利人監訳, 鶴若麻理, 仙波由加里訳
    • 総ページ数
      335
    • 出版者
      人間と歴史社

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公開日: 2012-03-09   更新日: 2016-04-21  

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