医学生の臨床能力を高める効果的教育法の開発とその評価

2010 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 20790395
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 医療社会学
• 研究機関: 東京女子医科大学
• 研究代表者: 菅沼 太陽 東京女子医科大学, 医学部, 助教 (00328379)
• 研究期間 (年度): 2008 – 2010
• キーワード: 医学 / 薬学教育学

研究概要

医学生の総合的判断能力を高める教育方法として、Team-based learning(TBL)を実践した。TBLはテスト、討論、講義を組み合わせた教育方法である。TBLの教育効果を測定するため、臨床問題解決能力試験(P-SAT)を開発し、その信頼性と再現性を明らかにした。さらにTBL実施群(2010年度4年生)はP-SAT平均点が非実施群(2007年度4年生)に比べ高かった事から、TBLによる教育効果が総合的判断能力であると考えられた。

研究成果

• [学会発表] (Problem-basedlearningテユートリアルにおける医学生の学習目標の特性) (2010)
  • 著者名/発表者名: 菅沼太陽, 大久保由美子, 吉岡俊正
  • 学会等名: 第42回日本医学教育学会
  • 発表場所: 東京
  • 年月日: 2010-07-31
• [学会発表] PBLテユートリアル経験を生かしたチーム基盤型学習(TBL) (2010)
  • 著者名/発表者名: 大久保由美子、石黒直子、菅沼太陽, 他7名、3番目
  • 学会等名: 第42回日本医学教育学会
  • 発表場所: 東京
  • 年月日: 2010-07-31
• [学会発表] (Problem-based learningテユートリアルによって変化する学生の学習行動) (2009)
  • 著者名/発表者名: 菅沼太陽、大久保由美子、吉岡俊正
  • 学会等名: 第41回日本医学教育学会
  • 発表場所: 大阪
  • 年月日: 2009-07-25
• [学会発表] 患者の抱える多面的問題を発見し解決する診療問題解決型テユートリアル (2009)
  • 著者名/発表者名: 大久保由美子、菅沼太陽, 他5名、2番目
  • 学会等名: 第41回日本医学教育学会
  • 発表場所: 大阪
  • 年月日: 2009-07-25
• [学会発表] PBLテユートリアルで獲得できる能力 (2008)
  • 著者名/発表者名: 菅沼太陽、大久保由美子、吉岡俊正
  • 学会等名: 第40回日本医学教育学会
  • 発表場所: 東京
  • 年月日: 2008-07-26
• [学会発表] テユートリアル、共用試験OSCE、CBT、P-SATの評価とadvanced OSCEの評価の関係 (2008)
  • 著者名/発表者名: 大久保由美子、菅沼太陽, 他3名、2番目
  • 学会等名: 第40回日本医学教育学会
  • 発表場所: 東京
  • 年月日: 2008-07-26
• [図書] 医学の講義スキルアップのためのマイクロティーチングの実践 (2011)
  • 著者名/発表者名: 吉岡俊正、阿部直、守谷利佳、大久保由美子、菅沼太陽、小島多香子
  • 総ページ数: 12, 35
  • 出版者: 東京女子医科大学
• [備考] ホームページ等
  • URL: http://www.twmu.ac.jp/Basic/mededu/