研究概要 |
今年度は1.一週間の見学実習(80名対象)2.三週間の実習(17名対象)の二っにおいて、社会心理的ストレス度調査票(以下IMPS)とストレス体制低下度調査票(以下IMST)の2調査と、唾液に含まれるクロモグラニンA(以下CgA)の濃度測定を実施した。【目的】1.の見学実習は前年度からの継続であり、初めて実習を経験する学生群と既に経験した学生群の比較を行う為である。2.は実習が長期化した場合との比較対象の為に調査を行った。【調査時期と内容】1.においては「実習の無い平常時」と「実習直後」の2度、IMPS,IMPSの調査、CgAの測定を行った。次に2.では「実習直前」「実習中」「実習直後」「実習の無い平常時」の4度調査を行った。IMPSとIMSTについては「平常時」「実習直前」「実習直後」の3度、CgAについては4度全て行った。【結果】1.においては、「平常時」と「実習直後」のIMPS.IMSTスコアは特に有意な差が見られなかった。IMPS-CgA間、IMST-CgA間では相関を示した。2.については、IMPSスコア、IMSTスコアは実習直前にもっとも高くなるケースが多かった。CgAについては、実習直前に最も高い値を示すケースと、比較的安定し、特に高い値を示す時期がないケースに分けられた。詳しい分析は現在進行中である。
|