研究課題
若手研究(B)
選択的セロトニン再取込阻害薬(SSRI)のパロキセチンは世界的にも優れた抗うつ薬だが、服用の急激な中断や服用量の減量によってめまいや吐き気といった多様な不快な症状(離脱症状)を起こすことがある。しかし離脱症状が起こるメカニズムや個人差を生じる要因については明らかではなく、本研究では薬理遺伝学の観点から検討を行った。その結果、「服薬の急激な中断」とセロトニン1A受容体遺伝子のC(-1019)G多型が、パロキセチンによる離脱症状発現の個人差に関与する可能性が示された。
すべて 2010 2008
すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)
J Clin Psychopharmacol. 30(1)
ページ: 11-17