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2009 年度 実績報告書

沖縄における超高齢者の認知機能障害予防のためのコホート研究

研究課題

研究課題/領域番号 20790442
研究機関琉球大学

研究代表者

勝亦 百合子  琉球大学, 医学部, 助教 (00437998)

キーワード超高齢者 / 認知機能 / コホート研究
研究概要

2007年11月から2008年2月に実施済みの沖縄県宜野湾市在住の超高齢者197人を対象とした生活習慣および血清中栄養素に関する調査(Linus Pauling Institute at Oregon State Universityからの研究助成金による)をベースラインとし、身体的機能や認知機能調査の第2回目フォローアップ調査を2009年11月から2010年3月に実施した。ベースライン調査および2008年度フォローアップ調査に参加した137人(男性36人、女性101人)のうち、2009年度フォローアップ調査に参加した人は101人(男性29人、女性72人)であった。
今回解析対象となった101人のベースライン時における血漿ホモシステイン濃度は男性12.5±5.1umol/L、女性11.0±5.0であり、血漿ホモシステイン濃度が高い人は男性20.7%、女性29.2%であった(基準値:男性>16.9umol/L、女性>12.2umol/L)。ベースライン時のMini-Mental State Examination (MMSE)スコアから2年後のスコアが2点以上低下した場合を認知機能低下とすると、ホモシステイン濃度が基準内のグループ(標準群)に対する高いグループ(高ホモシステイン血症群)の認知機能低下の粗オッズ比は1.85(95%CI:0.67-5.10)、性、年齢調整済みオッズ比は1.76(95%CI:0.63-4.89)であった。ホモシステイン濃度が高いグループは認知機能が低下しやすい傾向にあったが、有意な関連は見られなかった。解析対象者が101人と少ないため、統計的検出力が低かったことも原因としてあげられる。検出力0.8を得るためには約250人の対象者が必要である。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2009

すべて 学会発表 (3件)

  • [学会発表] Social Interaction as a Potential Key to Optimal Cognitive Aging : Okinawa-Oregon Comparative Study of Successful Aging2009

    • 著者名/発表者名
      Dodge Hiroko
    • 学会等名
      The Gerontological Society of America
    • 発表場所
      Atlanta, GA
    • 年月日
      2009-11-21
  • [学会発表] 沖縄の高齢者におけるメタボリックシンドロームと認知機能に関するコホート研究2009

    • 著者名/発表者名
      勝亦百合子
    • 学会等名
      第68回日本公衆衛生学会
    • 発表場所
      奈良県奈良市奈良県新公会堂
    • 年月日
      2009-10-22
  • [学会発表] Circulating micronutrients in Okinawan and Oregonian Elderly2009

    • 著者名/発表者名
      Dodge Hiroko
    • 学会等名
      Linus Pauling Diet and Optimal Aging Annual Meeting
    • 発表場所
      Portland, OR
    • 年月日
      2009-05-14

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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