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2009 年度 実績報告書

DGATをターゲットとした肝脂肪化、線維化、癌化の基礎研究。

研究課題

研究課題/領域番号 20790503
研究機関京都府立医科大学

研究代表者

山口 寛二  京都府立医科大学, 医学部, 助教(寄附講座) (50381950)

キーワードDGAT / 肝脂肪化 / 肝線維化 / 肝発癌
研究概要

目的:DGAT2の肝脂肪化改善作用、DGAT1の抗線維化作用を期待して、マウス脂肪肝モデルにおいてアンチセンスオリゴを用いてDGAT1,2の発現を同時に抑制した。
計画・内容・意義:前年度に8週間のDGAT1,DGAT2アンチセンスオリゴ投与を行ったが有意な差がみられなかったため、アンチセンスオリゴの投与期間を8週間から12もしくは16週間と延長して再実験を行った。db/dbマウス30匹をコントロール食10匹、メチオニンコリン欠乏食20匹に分け、さらにメチオニンコリン欠乏食投与群は2群に分けて、それぞれ生理食塩水、DGAT1,2 ASOを週に2回腹腔内投与した。12週、16週後に各5匹ずつから肝臓、血清を採取し、肝臓の線維化、脂肪化、炎症を評価しDGAT1,2抑制効果の判定を行った。しかし、今回の長期投与によっても肝臓の線維化、脂肪化、炎症の変化はDGAT2単独投与と比べて大差なかった。肝臓で強発現しているDGAT2の影響がDGAT1に比べて強力であることが原因と考えられた。また、マウスにおけるメチオニンコリン欠乏食投与では肝臓でのDGAT1発現が抑制される傾向があると報告されたことから、より軽度のNASHモデルのほうがDGAT1ASOの効果検討が可能ではないかと考えており、コリン単独欠乏食での検討を考えている。本年度は、これまでのデータを整理し、学会発表や論文発表をする予定としている。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2009

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] Blockade of Interleukin 6 Trans-Signaling Enhanced Hepatic Steatosis but Improved Liver Injury in Methionine Choline Deficiency Diet-Fed Mice2009

    • 著者名/発表者名
      山口寛二
    • 学会等名
      第54回アメリカ肝臓学会
    • 発表場所
      アメリカ、ボストン
    • 年月日
      2009-11-02

URL: 

公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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