研究課題
若手研究(B)
培養肝細胞を用いた実験で、シス脂肪酸とトランス脂肪酸はいずれも肝細胞の脂肪滴蓄積を誘導するが、トランス脂肪酸は肝細胞のミトコンドリア由来の酸化ストレスを亢進させ、肝細胞死をきたしやすくすることを明らかにした。肥満モデルマウスを用いた実験では、シス脂肪酸摂取が単純性脂肪肝を誘導したのに対して、トランス脂肪酸摂取は肝細胞の小胞体ストレス、酸化ストレスを亢進させ、肝細胞膨化、肝細胞死を誘導することを示し、トランス脂肪酸が脂肪性肝炎の発症増悪因子である可能性を示した。
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Jpn Pharmacol Ther 37
ページ: 103-105
Am J Physiol Gastrointest Liver Physiol (in press)
Toxicol Sci (in press)