心筋梗塞、心不全などの病態心では心室頻拍・心室細動(VT/VF)などの致命的な不整脈が高率に発生する。我々は心筋核医学の手法を用いてウサギ梗塞心におけるコネキシン43(Cx43)分布異常と^<123>I-metaiodobenzyleguanidine(MIBG)との関連を検討した。^<123>I-anti-Cx43 in vitro ARGでは、梗塞領域のCx43集積低下に加え、心室中隔においても集積が低下していた。心室中隔にはヒス束およびプルキンエ線維が存在し、これらの主流なギャップ結合はCx40であることから、中隔におけるCx43発現は相対的集積低下を反映した可能性がある。
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